[編] 大橋義武(東京女子大学専任講師)、ゆまに書房、2024年05月
コレクション 近代日本の中国都市体験 2
中国の主要一七都市に関わる、日本語メディアを復刻し、言語や画像の表象の蓄積をたどる。 各主要都市が、どのように近代日本に受容されていったのかを明らかにする第一級資料集。
一九世紀後半より、特に日清戦争(1894〜1895)・日露戦争(1904〜1905)後の20世紀前半に、日本人の中国都市体験は拡大し、積み重ねられていった。中国の主要都市では、日本人数の増大に連れて、日本人コミュニティが形成され、新聞・雑誌・単行本などの日本語メディアが成立した。それは一方では日本の帝国としての伸張を意味していたが、他方で国家とリンクしながらも、それとは異なる個人や企業の異文化体験も意味していた。日本人の足跡が多く残された中国の各主要都市が、日本語によってどのように表象され、どのように近代日本に受容されていったのかを明らかにする。
第2巻 中国旅行案内
本書の内容
◆村松武一郎『山東北支巡遊満鮮旅行案内』(1922 満鮮旅行案内社)
◆『朝鮮満洲旅行案内 附支那旅行案内』(1925 満鉄鮮満案内所)
◆樋口義麿『北平天津旅行案内』(1929 東亜公司)
◆林重生『支那蒙疆旅行案内』(1941 日本国際観光局満洲支部)
◎「エッセイ」「解題」「関連年表」「主要参考文献案内」
納入までに3週間ほどかかります。