蓮実重彦 著、朝日出版社、昭和53年2月、216p、22cm
初版 カバー 帯付 カバーヤケ無 帯ヤケ無し 本体天少ヤケ 小口と地ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。
『言葉と物』、『差異と反復』、『グラマトロジーについて』。いまや古典となったフランス現代思想の名著をめぐって展開するこの「三つの物語」は、日本でニュー・アカデミズムが台頭する直前、1978年に衝撃とともに刊行された。フーコー、ドゥルーズ、デリダという哲学者が登場するものの、本書は哲学の概説書でも研究書でもない。それは思考の物語であり、「批評の実践」であり、「作品」を読むことの物語である。瑞々しく、極限までそぎ落とされた文体で、いまだ「読むことのレッスン」を体現し続ける批評家の、比類なき名著。