荻原善太郎 編、吉岡書籍店 / 梁山泊出版部、2025 (元版1888)
四六判 ペーパーバック 184頁 青年の学事奨励を目的として明治21(1888)年に刊行された、文学・法学・理学・医学・工学の各分野の博士50名の来歴を記した小伝集。 おもな人物としては、加藤弘之(文)・箕作麟祥(法)・高木兼寛(医)・重野安繹(文)・山川健次郎(理)・穂積陳重(法)・菊池武夫(法)・末松謙澄(文)・辰野金吾(工)・中村正直(文)・小金井良精(医)など明治前期の学術界をリードした諸人物が並んでいる。 このほか、官費海外留学生69名と学士1,001名の人名表(出身県のみ表示)を巻末に付す。学士には「製薬士」や「獣医学士」「農芸化学士」も含まれている。原定価・35銭。