高橋百代、みずき書房(大分)、昭和63年(1988年)、220p
ビニカバ=有り。 帯=有り。 小口=天に埃シミ。 頁=書込み無し。 旧定価1600円 / 高橋百代さんと知り合って、三十数年経つ。出会いは、大分にして珍しく長くつづいた『東九州文学』(第一次)で、そのあと高橋さんは『臼杵文学』、『東九州文学』(第二次)、『詩と眞實』、『みずき』と奮闘。活字から離れられず、鬼のように机にしがみついていたのであろう。その気負いが、いつのまにか消えた。ある宿での新年のできごとを描写した「袖振りあえば」は見事なので、すぐに手紙を出した。陰で”モモちゃん”と呼んでいるのであるが、いい鬼になったようである。-飯尾憲士(作家)-帯文より
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