弦屋光溪 Tsuruya Kokei、平成26年(2014)、1枚
木版(自画・刻・摺) 雁皮紙(高知県産) 41.5×32.5cm(シートサイズ)ed.30 ※掲載画像とはエディションナンバーが異なります。1枚新作 ※掲載画像と限定番号が異なります。 当社所属の作家、弦屋光溪の最新作(2014年7月)。 連作〈アルチンボルドに捧ぐ五題〉の第二作。 ※『犬からみた人類史』(2019年/勉誠出版)の表紙に使用 【作家より】 作品「アルチンボルドに捧ぐ五題」は、作風の異なる五点にしたいと思います。 第一の猫は、同じ色彩の濃淡で分割した版木を、摺り重ねる手法でした。 第二の犬は、下図のスケッチ線が面白く思えて、線をそのまま版木に刻しました。 私の下図は、この様な線で構成されています。 色彩には、私好みの「古代朱」が加わり、薄い雁皮紙に「胡粉」 等のニカワの強さが合いました。 次作も木彫、摺りともに変化したいと思います。 そして、少々奇異に感じるものになればと考えています。