著:ポール・ブルジェ 訳:木村 太郎、小山書店、昭和26年(1951年) 初版、255 p 絶版、サ・・・
これはポール・ブルジェ(Paul Bourget)の Le Sens de la Mort の訳である。 ブルジェは、1852年フランス北部のアミアンに生まれ、1935年八十三歳の高齢でパリに歿した。 この作品は1915年の5月から8月にかけて書かれたもので、ブルジェ63歳の作である。年齢から言えば既に老齢であるが、しかも創作力の衰えなど微塵も見られず、寧ろその益々旺んなことを證據立てている。1914年8月から1915年4月にかけてパリの或る軍事病院を舞臺に起こった事件を描き、その当時のパリの不安な空気をよく写していて、今日これを読む者に、二十五年の歳月を超えて、しかもじかに身に迫るものを感じさせる。その意味で、この作品は時局的興味をも多分に持っているが、しかし決していわゆる際物ではなく、普遍的価値を有する不朽の名作である。 ―「訳者序」より 絶えず死に脅かされる現代人にカトリックの立場から深刻な命題をつきつけて問題になった作品。
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