青木和夫、石母田正、小林芳規、佐伯有清、岩波書店、1982年、694p
第1刷 函=有り。 帯=有り。 月報=有り。 小口=経年並。 頁= 旧定価4600円 /・時代を画す本格的注釈書成る!・古代王権の由来と支配の正統性を示すために撰録された『古事記』は、その一方で、八岐大蛇退治、海幸・山幸など興味深い説話の宝庫でもある。この構造を解明し、古代人の生活・習俗・観念・儀礼等を探り、”政治神話”の形をとるにいたった歴史の実相にせまることは、古事記研究の課題であり、醍醐味である。本書は古代史学と訓点語学の成果をもとに、十余年にわたる協同研究によって、用字法にもとづく最良の訓読文が整定され、斬新かつ懇切丁寧な注解が付された。 現在望みうる最も信頼できる注釈書といえよう。-帯文より。