愛を描いた人　イ・ジョンソプと山本方子の百年

￥1,000

• 著者 大貫智子
• 出版社 小学館
• 刊行年 ２０２１
• ページ数 381
• サイズ 四六版
• 解説 初版 帯
  小学館ノンフィクション大賞受賞
  
  【帯より】
  イ・ジュンソプは韓国の国民的画家である。朝鮮半島の平原に生まれ、日本統治時代に東京で絵を学び、朝鮮戦争により釜山へ避難。1956年にソウルで没した。その人生は映画や演劇で描かれ、美術の教科書にも掲載されいている。しかし、日本でその名を知るものは少ない。
  その妻・山本方子は日本人である。方子は、貧困と混乱の極みにあった朝鮮半島に夫を残し、幼な子とともに日本に帰国した。夫への愛を胸の奥にしまい、ひたすら子供のために暮らしをささえた。
  筆者は、韓国での現地取材に加え、方子へのロングインタビュー、夫婦が交わした数々の手紙から運命に引き裂かれた夫婦の実像を描く。