村上専精 述、[仏教講話集事務所]、明治24 (1891年) 発行、94p、21cm
明治24 (1891年) 発行。
本文含め、全体的に経年によるヤケ、中央にやや縦折れ跡があります。表紙にスレ・部分的にシミやスレ剥げ・背にタイトル書き入れ等、経年による傷みがあります。また小口にシミ、巻頭見返しに蔵書印、標題紙に号数書き入れと小さな蔵書印、本文10ページ程に書き入れ、本文全体的に所々に古書特有のシミ、巻末ページの余白に蔵書印があります。それ以外は特に問題はありません。
●シリーズ名:仏教講話集, 第2編第19號
●内容
明治期刊『仏教講話集』第2編第19号。
近代日本仏教学の先駆者として知られる村上専精による「小乗教大意」「大乗教大意」「倶舎論達意」などの講話と、真宗大谷派の学僧・藤岡了空 (1858–1920) による「安心立命談」を収録。
宇宙論、生死輪廻、十二因縁、業感縁起などを解説する図版も掲載。
●目次
1: 追懐義説:明治二十四年第一月の追懐 / 村上専精 述
2: 小乗教大意:倶舎論達意 (接前) / 村上専精 述
・1: 我空法有
・2: 恒存理由
・3: 三世次第
3: 大乗教大意:起信論達意 (接前) / 村上専精 述
・1: 依言真如ト離言真如ノ対弁
・2: 生滅門ニ就テ阿黎耶識ヲ弁ズ
・3: 阿黎耶識ニ就テ唯識論ト起信論トヲ対弁ズ
4: 安心立命談:大経悲化段ノ趣意 (接前) / 藤岡了空 述
●著者:村上 専精 (むらかみ せんしょう, 1851-1929)
明治・大正期に活躍した教育者、仏教史学者。
主として高等教育の充実に尽力し、特に仏教思想・仏教史を近代的学問体系からの批判に耐え得る形で研究するとともに、その成果を自ら整備に関与した公私の諸教育機関において公開しました。
1905年に東洋高等女学校 (現、東洋女子高等学校)を創設し、1917年には、東京帝国大学印度哲学科の初代教授に就任しています。また鷲尾順敬・境野黄洋らと雑誌『仏教史林』の創刊、『大日本仏教史』の刊行、 また辻善之助らと『明治維新神仏分離史料』を編纂・刊行するなど、近代的な仏教史研究に大きく道を開きました。その当時の追憶がこちらの書籍に掲載されています。
主著に『仏教統一論』『仏教三大宗摘要』『大乗仏説論批判』など。
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