長野垤志=著、駸々堂、昭和48年-50年初版、33x24cm、10冊
定価合計75,000円
第10巻の扉ページに著者直筆署名・落款入り。
外函にヤケ・傷み、第4巻の外函の背に裂け、
数冊の本体三方に経年による微小なシミ、第1,7,8,9巻の数ページに赤ボールペンによる線引きが有ります。
●初代・長野垤志(ながの てつし,1900-1977)
愛知県名古屋市出身。近代以降の茶の湯釜制作と研究を代表する鋳金家、釜師。
若い頃は画家を志して上京するも、関東大震災を契機に鋳金の道へ転じ、山本安曇に師事、のちに香取秀眞主宰の「七日会」で古美術研究と鋳金技術を徹底的に学んだ。
1930年代以降は茶の湯釜に生涯を捧げ、名古屋の釜師・伊藤一正との出会いを機に、本格的な研究と制作に取り組む。
とりわけ、江戸末期に途絶えていた砂鉄原料の「和銑(わずく)」による製法を独学で復興した功績は大きく、和銑特有の緻密で深みのある膚合いと、実用に耐える堅牢な釜を現代に甦らせた。
1963年には「茶の湯釜」分野で重要無形文化財保持者に認定。
晩年に刊行した本作『茶之湯釜全集』では、芦屋・天命・京釜など全国の名釜を実測・分類し、産地や時代ごとの特徴を体系化、今日の茶釜研究と制作に多大な影響を与えました。
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