保田柱二, 小平孝雄、震災予防評議会、昭和13年、107 p、26 cm.
表紙ヤケ。小口頁ヤケ。カド少折れヨレ。表紙に記名
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緒言
本報告は明治5年9月東京にて初めて地震計による地震觀測が開始されてより、大正12年末に至るまでの期間にかける地觀測報告なり。
本表に掲載したる地展の中明治5年9月より同8年6月に至る期間のものはE.
Kuipping の親測に係り、明治8年7月より同43年に至るものは中央気象及び共の前身たる内務省地理局に於ける観測を主とし、更に東京大學にかける親測結果を参照したるもの、明治44年以後は東京帝國大學地展教室(本郷)の親を主とし、中央象にかけるものを参考に資したるものなり。但し明治30年以前の地態は地計によって観測されたる地震全部を含み、同31年以後のものは東京市内に於て有感覚なり
し地震のみなり。
E. Knipping は一種の垂直振子を用ひ、東継139°47,北線35°41の位置*にかて明治5年9月より親測を開始し、同10年11月に至る期間の親測結果を發表し居れり。
内務省地理局並に中央象最初の親測位置は赤坂町 3番地営時の内務省地理局
測量課内にしてPalmieri.地農計を使用したるものなり。明治15年11月現在の中央
氣象地測所の所在地たる麴町国代官町の江戸城本丸跡に移し、翌16年1月
より事び親測を開始したり、Palmieri 地計の裏度及び振動方向を測定する水銀の配
列方向は赤坂町に於ては SSE-NNW,FSE-WAW,ENE-WSW,JNE-SEWにL
て麹町固代官町の本丸跡に移後はSE-NW,E-W,NESW,N.5の方向を採用したり。
このPalmieri 地計によって示されたる展度を現行の開合護度際の裏度と比較することは困難なる爲本報告にては主なる地態については共の地態に関する記事より判断
し、それに相営する態度(開谷)を別に掲載するとと」したり。中央象にかては明
治16年8月 Palmier 地計を険しEwine-GiTayAHIne計を探用することに決したるも哲時は雨者を併用したるもの、如く、本報告に於ては明治18年5月より
Bming Gray-Mine 地炭計による製結果を掲載したり、地計の改良は非後屋を行
はれ今日に至れるものなり。(以下略)
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