C. Feidelson、University of Chicago Press、1966年、356・・・
英語。経年並み。色鉛筆の線引きあり。表紙に傷みあり。内容「批評の世界では、時折、まったく新しい総合を生み出す 作品が現れるが、それは芸術そのものの権威と想像力の完全性の 一部を伴う。そのような本が『象徴主義とアメリカ 文学』である。この本は、象徴主義がヨーロッパの源泉に 直接依存するものではなく、17世紀と18世紀のアメリカ 特有の知的風土にその根源を見出す新しいものであることを 示している。特にポー、ホーソーン、メルヴィル、 ホイットマン、エマーソンの作品を引用しながら、 フェイデルソン氏は、象徴主義が19世紀半ばのアメリカ文学 の特異で形成的な力であることを明らかにしている。象徴 主義をその文化史と結びつけるだけでなく、フェイデルソン氏 は19世紀アメリカの象徴主義と現代文学との密接な つながりを指摘している。知的歴史と文学解説の手法を 組み合わせたこの本は、個々の作品の見事な批評を 提供し、同時に新しい理論的枠組みを展開している」