松本包夫, 今永清二郎 編:文化庁, 東京国立博物館, 京都国立博物館, 奈良国立博物館 監修、至文・・・
1992年初版。帙引換券付属。
全体的に若干ヤケがあります。表紙にややスレ・部分的に薄いくすみ・一部にシワ等、経年による傷みがあります。
また天地に数点の微シミがありますが、本文は特に問題はありません。
●内容
日本美術史・工芸史の中で組紐を主題に据えた数少ない体系的解説書。
単なる作品集ではなく、起源・歴史・用途・技法を通史的に整理した解説書 / 技法書としての性格が強い一冊です。
前半では、出土品の分析から始まり、法隆寺・正倉院に伝わる古代組紐を中心に、その用途・技法・色彩を丁寧に解説。正倉院を「古代組紐の宝庫」と位置づけ、儀礼・装束・仏具との関わりを具体的に示しています。
続いて平安時代以降、公家社会・武家社会・江戸時代・明治以降へと、社会構造の変化とともに展開する組紐文化を追います。
後半「技法から見た組紐」では、平面的・立体的・円筒状など、構造と組み方の違いを図解的に整理。
実物写真・古文書・復元図を交え、組紐の構造理解に踏み込んでいる点が大きな特徴です。
巻末には
「正倉院組紐の復元を体験して ― 1000年前の組紐を垣間見る」と題した対談を収録。研究と実作の接点が示され、学術書でありながら読み物としての奥行きもあります。
掲載図版は、正倉院伝来品、古代出土例、装束・刀装・仏具に用いられた組紐などが中心で、資料性が非常に高く、色彩や構造の確認にも有用です。
●目次
組紐:その発生から法隆寺組紐まで / 松本包夫
・出土品から見た組紐
・伝世組紐遺品の曙光
古代組紐の宝庫、正倉院
・正倉院組紐の用途
・正倉院組紐の技法と色彩
平安時代以降の組紐 / 今永清二郎
公家社会における組紐
武家社会における組紐
江戸時代における組紐
明治以降の組紐
技法から見た組紐 / 山岡一晴, 上田美津枝
・さまざまな組紐
・平面的な組紐
・立体的な組紐
・円筒状の組紐
図版目録
対談:正倉院組紐の復元を体験して : 1000年前の組紐を垣間見る/ 山岡一晴, 松本包夫対談
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