Paul Peucker、Pennsylvania State University Press (・・・
【ハードカバー】c2022年。カバー付属。
カバー上端に小スレ、小口の下部に薄いくすみ汚れがありますが、それ以外は特に問題はありません。
カバー全体的に薄いヤケやシミのように見える部分は装幀によります。
●シリーズ名:Pietist, Moravian, and Anabaptist studies (敬虔主義・モラヴィア兄弟団・アナバプテスト (再洗礼派) 研究)
●原書名:Herrnhut 1722-1732 : Entstehung und Entwicklung einer philadelphischen Gemeinschaft
●"This book is published in German as Herrnhut 1722-1732 : Entstehung und Entwicklung einer philadelphischen Gemeinschaft (Göttingen: Vandenhoeck & Ruprecht, 2021)"--T.p. verso
●モラヴィア兄弟団 (Moravští bratři)
共通の体験、交わり、分かち合いを回復することによって教会の革新を目指す共同体運動の一つ。
ドイツにおいてはモラヴィア教会(Herrnhuter Brüdergemeine)と呼ばれました。
1722年ツィンツェンドルフ伯爵の領地にモラヴィアから逃れてきたフス派、兄弟団の群れが、ヘルンフート(主の守り)と呼ばれる共同体を形成。各地で迫害されていた敬虔派やアナバプテストも逃れてきましたが互いに権利を主張しあって問題が絶えませんでしたが、1727年8月13日の聖餐式で全員が聖霊の力を経験して、その結果として財産共同体が発足。1737年にニコラウス・フォン・ツィンツェンドルフが監督となりました。
メソジスト運動と呼ばれる信仰覚醒運動を指導したジョン・ウェスレーは、1735年アメリカのジョージアへ行く途中、モラヴィア兄弟団の存在を知り、生活を共にしてモラヴィア兄弟団の敬虔主義の影響を強く受け、兄弟団の敬虔主義は、後に形成されたメソジストにも大きな影響を与えました。
兄弟団の入植地であるドイツのヘルンフートは世界遺産に登録。
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