三国志学会 編、汲古書院、2012年10月、548p、A5
三国志学会の総力を結集した第二論文集なる!
24篇の論文、文章と「林田慎之介博士略年譜・著作目錄」を収録。
林田さんの人と学問 ………………………… 狩野直禎
班彪と班固の漢王朝観、およびその諸帝観
「王命論」、「典引篇」、「両都賦」、およびそれぞれの本伝を中心とした検討 ………… 小林春樹
鄭玄の禘・祫解釈について
――許慎『五経異議』と鄭玄『駁五経異議』の議論―― …… 間嶋潤一
経学の『易』から玄学の『易』へ ………… 井ノ口哲也
匂い立つのか、響くのか ――周瑜の「美」をめぐって―― …… 狩野 雄
『魏武四時食制』の基礎的考察 ………………………………… 石井 仁
詩跡としての仲宣楼 ……………………… 矢田博士
經國と文章――建安における文学の自覚(一)―― …………… 渡邉義浩
經國と文章――建安における文学の自覚(二)―― …………… 牧角悦子
曹植「贈丁儀」詩小考 …………………… 柳川順子
嵆康「釈私論」試訳稿 …………………… 大上正美
「自適」の生成――陶淵明・江淹・白居易―― …… 川合康三
江淹「雑体詩」の曹植 …………………… 稀代麻也子
魏晋南北朝時代における軍陣医学
――金創医療の展開を中心として―― … 亀田一邦
神医華佗と中医学 ………………………… 岡田明彦
邵雍の「皇極経世」とその背景 ――理数を求めて―― ………… 辛 賢
三国志物語の原型について ――演劇からの視点―― ………… 小松 謙
新發見の朝鮮銅活字本『三國志通俗演義』について …………… 金 文 京
十八路諸侯をめぐって …………………… 竹内真彦
周曰校刊『三国志演義』の甲本・乙本・丙本 …………………… 中川 諭
明末文人と「三國志」 ――余懷の「三國志」―― ……………… 小塚由博
「関帝聖蹟図」と「孔子聖蹟図」 ………… 伊藤晋太郎
魯迅の「魏晋の風度および文章と、薬および酒の関係
――九月、広州夏期学術講演会での講演」について ……… 小山三郎
わたしのなかの三国志 …………………… 林田愼之助
林田愼之助博士略年譜・著作目録 あとがき/執筆者紹介
納入までに3週間ほどかかります。