藤原実資 倉本一宏編、角川書店、2024年、776p、15cm、1
小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典(角川ソフィア文庫)/藤原実資 著・倉本一宏 編。2024年・5刷。
平安中期の公卿で、有職故実に精通し「賢人右府」と称された藤原実資の日記『小右記』。藤原道長が詠んだとされる「此の世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたる事も無しと思へば」の歌を伝える史料としても著名な、平安貴族のリアルな記録です。63年にわたって書き継がれた現存5463条の膨大な記事から、宮廷の政務や儀式など初心者にも面白い場面を精選し、原文・訓読文・現代語訳を収録した、研究の第一人者による決定版。編者の倉本一宏氏は、NHK大河ドラマ「光る君へ」の時代考証を担当されており、ドラマで藤原実資を演じたのは秋山竜次さん。道長への批判や同僚との対立まで、当時の貴族社会の空気が生々しく伝わってきます。まず現代語訳、続いて書き下し・原文・編者の解説が並ぶ構成で、初学者でも無理なく読み進められる一冊です。
状態:カバーあり。帯なし。本文に線引き・書き込みは一切ございません。天地小口は概ね並、通読に支障のない良好な状態です。文庫としては最重量級のボリューム(784ページ)のため、読みごたえも十分です。
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