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永井 路子、講談社、昭53

カバー背ヤケ（見返しで本体に軽く糊付け）、本三方ヤケ、上部点シミ、タイトル頁前後シミ出

永井路子 著、文芸春秋、270p、16cm

初版１刷、送料込、書込ナシ、線引ナシ、カバー

『にっぽん亭主五十人史』は、永井路子が日本の歴史上の人物を「亭主（夫）」という視点から捉え直したユニークなエッセイ集です。英雄や偉人として知られる人物たちの、家庭における意外な一面や人間味あふれる姿をユーモラスに描き出します。

例えば、平清盛は娘の出産に狼狽する父親、織田信長は妻の実家の財力を活用する夫として描かれるなど、歴史上の人物が現代の夫婦関係にも通じるような親近感を持って語られます。

本書は、歴史を異なる角度から見つめ直すことで、固定観念を覆し、歴史人物をより身近に感じさせてくれる、永井路子ならではの視点が光る一冊です。歴史好きはもちろん、夫婦関係や人間観察に興味がある読者にも楽しめる内容となっています。