「デ・ヤ・ベズルコーワ著、本田純一訳」の検索結果

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函 帯　背ヤケ少々

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函付。見返しに剥がし跡、全体にヤケシミ汚れがあります。

231p、四六判、初版、函（表面経年クスミ、背縁に紐縛痕）、三方経年薄ヤケ、本文ヤケなく線引・書込・蔵印・頁折痕なし、ランクB+

２刷　 函　 帯付　 函ヤケ無し　帯ヤケ無　本体三方ヤケ無し　線引き無し　書き込み無し　保存状態良好です。
世界有数のロシア絵画コレクションで知られるトレチャコフ美術館の成り立ちを、創設者であるパーヴェル・トレチャコフの生涯と、同時代の画家との交流を軸に描いた一冊。

精緻な解説というよりは物語調のやや詩的な語り口で、数々の有名な作品がいかにしてトレチャコフ美術館に収蔵されることになったのかを、エピソードや軽い作品紹介を交えて紹介してくれている。

個人的には中盤の有名人の肖像画収集の件で、ロシア文化の愛好者なら一度は見たことがあるドストエフスキーやムソルグスキーの肖像画が描かれた裏話を知ることができたのが面白かった。

図版が多数入っているのもありがたいが、なにぶん白黒印刷でサイズも小さいので、ネットで画像検索をしながら読んだ方が絵の紹介などもよくわかると思う。類書が少ない中、このような本が日本語で読めるのはありがたい。