「バベットの晩餐会」の検索結果

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国名小劇、シネセゾン渋谷他、4枚

【本文に書込み無し】軽い使用感、経年感ございますが状態に問題ございません

【本文に書込み無し】【フチヤケフチシミフチ汚れあり】外装使用感フチヨレ経年感イタミございますが読むには問題のないお品です。

98p、菊判、初版、カバー（背上端・袖天側角に微キレ有）、本体ヤケなく線引・書込・蔵印・頁折跡なし、ランクB

初版　 カバー　 帯付　カバーヤケ無し　 帯少ヤケ　本隊天極少シミ　小口と地ヤケ無し　線引き無し　書き込み無し　保存状態良好です。

"『わたしはすぐれた芸術家なのです』とバベットはいった。彼女はしばらくの間を置いて、またくり返した。『わたしはすぐれた芸術家なのです』"1958年発刊、20世紀のデンマークを代表する小説家による本書はアカデミー賞外国語映画賞の原作としても知られる寓話的な短編小説。
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個人的には映画鑑賞後に原作と知って買ったまま、積読になっていたこともあり手にとりました。
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さて、そんな本書はデンマーク語と英語の両方で女性、男性名で別名で執筆し、また作品間の翻訳事に加筆訂正によって時には別作品ともいえる物になっているという複雑な作家である著者による2作品、宗教的、清廉な人生を過ごしながら年老いていく姉妹のもとに、パリ・コミューンによって家族を亡くしてフランスから亡命してきた女性バベットが家政婦として働くようになる『バベットの晩餐会』そして、2023年、こちらもデンマーク女王の全面サポートにより『エーレンガート:誘惑の極意』としての映像化も話題になった、優秀なれど気弱な王子に誘惑の極意を教えることになった中年の画家にして恋愛の達人。だが、やがてスキャンダルに巻き込まれ、さらに侍女のエーレンガートを誘惑するうちに。。という、著者の遺作『エーレンガード』が収録されているわけですが。
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どちらの作品も物語的には主役としてスポットがあたりそうな『バベットの晩餐会』なら美人姉妹、『エーレンガード』なら容姿端麗な王子や王女【ではなく】その周辺。立場や外見的には及ばない【家政婦、侍女の気高さ】を見事に描いているのが印象的でした。
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また『バベットの晩餐会』なら料理人としてのバベット、『エーレンガード』なら中年画家のカゾッテ。それぞれに【芸術家としての矜持を語る場面がありますが】こちらも文化芸術の愛好家、支援者として胸にきます。

少傷み