「ビルマ駐屯記念 肉筆絵入軍事郵便絵葉書」の検索結果

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昭和18年頃、1冊（約100枚入）

「此の画集は私が且ての大東亜戦の時ビルマに派遣されてゐて其の戦陣中閑暇をみて描き故郷の父へ宛てての便りにかへた物であつた。私自身は誠にギヨウ倖にも停戦後無事帰還したのであつたが、留守中父は既にみまかり……（中略）……父は私の此の画便りを大層喜ばれてゐた由で之等は完全に大切に保存されてあつた。」

先の大戦中、ビルマに派遣された人物が、ビルマの植物や風俗を描いて近況を添え、軍事郵便で郷里の父に送った肉筆絵入絵葉書のアルバムに約100枚が収納されている。各々の絵葉書は透明フィルムや硫酸紙で保護され、非常に大切に保管されてきたことが、作者の前書きとあわせて伝わってくる。

植物画が多く全体の6割以上を占める。それ以外はビルマの風俗や民俗（泥人形など）についてのもの。

アルバムの外装にはイタミや補修が見られるものの、絵葉書は良好な状態で保存されている。