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岩城宏之 著、文芸春秋、299p、16cm

初版１刷、送料込、書込ナシ、線引ナシ、カバー

岩城宏之の『音の影』は、世界的指揮者である著者が、古今東西の音楽家たちにまつわるエピソードや自身の経験を綴ったエッセイ集です。

本書は、アルファベット順に作曲家や音楽家を取り上げ、それぞれの人物にまつわる興味深い逸話や、岩城自身のユーモラスな体験談が軽妙な筆致で語られます。ベートーヴェン、バッハ、ショパンといった巨匠たちの意外な一面や、現代音楽の作曲家との交流、オーケストラ運営の裏話など、多岐にわたる話題が満載です。

専門的な音楽知識がなくとも、岩城宏之の人間味あふれる語り口と、音楽への深い愛情を通して、クラシック音楽の世界を身近に感じられるでしょう。音楽ファンはもちろん、エッセイ好きにもおすすめの一冊です。佐渡裕による解説も本書の魅力を引き立てています。