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マイケル・フリーマン、クロード・ジャック 訳：ブーイ文子、RIVER BOOKS、2003、241p･･･

B+ おおむね良好

30年以上の間、アンコールの歴史と遺跡の研究に従事するフランス極東学院の著名な碑文学 者クロード・ジャック、15年間アンコールを撮影し続け、多くの東南アジア関連の美術書に 作品を残すマイケル・フリーマンにより制作された「悠かなるアンコール」をタイ・クメー ル美術、陶器の研究家、ブーイ・文子が日本語訳により、人類の文化遺産アンコールの魅力を徹底的に解説しています。

遺跡の細かな描写と配置図などはアンコール・ワットとバイヨンの回廊の複雑な浮彫りなど を解明する一助とし、また他の著書には紹介されていないマイナーではありますが、興味あ る寺院についても解説。アンコール遺跡巡りのモデルスケジュール、宿泊施設、交通その他 旅の情報なども加えられ、歴史、美術書としてだけでなく、アンコールへの旅のガイド・ブ ックとしてもお使いいただけます。