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【本文に書込み無し】外装若干のスリ跡、フチに若干のヨレ、軽い経年感、使用感ございますが本文おおむね良好なお品です

初版、カバー、帯、ランクB　カバーと背：僅かにヤケ・僅かに汚れ・背の上部縁少スレヨレ、帯：少ヤケ・少汚れ・背のヤケやや強、天：少ヤケ・少シミ・少埃汚れ、小口：少ヤケ・少薄汚れ、地：薄ヤケ、線引き・書き込み・頁折れ・印などなく、状態良好

初版　 カバー　 帯付　 カバー背少ヤケ　カバー両面ヤケ無し　 帯セ抄ヤケ　p美両面ヤケ無し　本体天少点シミ　小口と地ヤケ無　線引き無し　書き込み無し　保存状態良好です。

ロストロポーヴィチ、ヴィシネフスカヤの夫妻は、1974年亡命し、ソビエト政権から国籍を剥奪されました。そして、1990年にゴルバチョフらにより名誉回復され、帰国がかないました。

一方で、映画監督タルコフスキーは生前には帰国ができませんでした。葬儀の日、パリの教会前でロストロポーヴィチがチェロを演奏しました。

このクロード・サミュエルによってつくられた夫妻に対するインタヴュー記録は、読むたびに、重い気持ちにさせられます。しかし、読まねばなりません。

少しだけ、別のことを。一国の歴史に100年の猶予。100年あれば、一国の基礎ができましょう。しかし、この100年がなかなか与えられません。わが国は、1945年にいったん滅んだことになりましたが、実際には、一国の基礎作りに100年与えてもらえたのは、わが国だけなのではないでしょうか。不思議なことに、相対的には、そういうことだったように思います。

そうではない国々の今日的苦境をどう眺め解釈するのか。それが東洋流の原理であると思います。