「中村八重子」の検索結果

2件

中村八重子、短歌研究社、昭和62年、1

中村遙記念集刊行委員会編、中村遙記念集刊行委員会、昭和53年、313p、19cm

函（ヤケ）。小口少ヤケ。
---
まえがき
故中村遙先生を偲んで、先生に思い出を持つ多くの方々に原稿を御願い申し上げましたところ
一人々々心のこもった玉稿を頂戴しまして、編集に当った者たち感激しております。 これも偏え
に中村先生の人徳によるものと存じております。
この書の出版が計画されて、出版が現実と成るに至ったのは、中村八重子夫人の熱意と、これ
に協力し、これを前進させて下さった若き中村門下生たちに負うところ大です。
そしてこの出版を引き受けて下さった、河北喜四良氏と河北印刷株式会社に深く感謝申し上げ
ます。
表紙は縮緬(ちりめん)で装丁しているが、これは中村遙先生の故郷丹後、峰山の特産であり
特に中村先生が東京で日本大学に勉学されていたとき奨学金をおくり励まして下さった吉村財団
の好意によって購入したものであり、感謝申し上げます。ちりめんの色は紫色、これは中村先生
の御出身の同志社大学のスクール・カラーであります。先生は同志社大学から名誉神学博士の学
位を贈られ、そのガウンとフードを着け、博士の特徴である銀色の房のあるキャップを冠り、写
真を撮られ、それが遣っております。 先生は同志社大学との繋りを大切にしておられました。 先
生の御遺骨の一部は若王子の新島先生の墓地の敷地内に納められることに予定されておりますが、
同志社中学、同志社大学と学生時代を正義観に燃え、信仰の人として過ごされた先生は真の同志社人であり、
新島先生の弟子としてふさわしい御生涯であったと仰ぐ次第です。
中村遙先生の御遺業である大阪水上隣保館、すなわち乳児院、養護施設、二つの保育園、キリ
スト教保育専門学院、幼稚園の母体である山崎学園が益々良き奉仕を続け充実するように私共は力を協せ、前進したいと願っております。(・・後略)