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小泉了諦 著、顕道書院、昭和10年 (1935年) 発行、566p (本体厚さ：約3.5cm)、20･･･

昭和10年 (1935年) 発行。函入り。布装。
函にヤケ・シミ・スレ・部分的にスレ傷・背の下部にめくれ等、経年による傷みがあります。本体表紙に部分的にシミ・若干ヤケ・背にやや退色・スレ等、経年による傷みがあります。また本体小口に斑点状のシミ、見返しにヤケ、本文数枚に古書特有のシミがあります。それ以外は特に問題はありません。

●内容
僧侶・教育者として知られる小泉了諦が、仏教倫理・武士道観・明治日本の社会問題まで幅広く論じた随想集。
了諦は、近代の宗教教育に深く関わり、道徳や人生訓を平易な文章で説いた人物。
本書には、彼が直接説いた教話や講義録が多く収められており、当時の知識人や兵士・庶民にどのような言葉が響いていたかが伝わります。
内容は、信心・謙虚・修養・子弟教育の話から、節酒や品行の戒め、さらに乃木希典との交流・海軍兵学校との関わりなど、時代の空気を感じる題材など多岐に渡り、明治の精神文化が肯えます。

●主な目次
・乃木将軍の名言
・今は西洋料理
・大富祭と佛教
・河豚の毒の取扱
・女は貴重なる物
・文武両道の達人
・心静にして修養の功徳に就て
・信念と仏教の教え
・仏法聴聞の心得

●著者：小泉 了諦 (コイズミ リョウタイ、1851-1938)
　明治〜昭和期の僧侶、浄土真宗誠照寺派 法林寺 (福井県鯖江) 第9世住職。
慶応義塾で学び、博多の万行寺で七里恒順に師事。
明治22年本山の命でインド、セイロン (現・スリランカ) でサンスクリット、パーリ語を修めました。
帰国後は布教活動に専念し、各地を遊説して回りました。

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