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中国文学史上、最初に顕著な文学活動をした市民階層の詩人群である江湖詩人。
彼らを売り出したのは都大路に店を構えた書肆の主。一商人が出版という営為を通じて、伝統詩学の新たなトレンドを生み出し、元明清三代の魁となった。
彼らの影響は日本にも及んでおり、彼らの位置づけを正しく行い再評価することで、中国近世の文学史全体を大きく書き換えることができるだろう。
本書を通してこの詩派の価値と内実を紹介する。
目次
巻頭言　南宋江湖詩人研究の現在地　内山精也
Ⅰ　南宋江湖詩人の位相と意義
南宋江湖詩人の生活と文学　張宏生（翻訳：保苅佳昭）
晩唐詩と晩宋詩　銭志熙（翻訳：種村和史）
晩宋の社会と詩歌　侯体健（翻訳：河野貴美子）
江湖詩人と儒学―詩経学を例として　種村和史
Ⅰ　南宋江湖詩人の位相と意義
南宋江湖詩人の生活と文学　張宏生（翻訳：保苅佳昭）
晩唐詩と晩宋詩　銭志熙（翻訳：種村和史）
晩宋の社会と詩歌　侯体健（翻訳：河野貴美子）
江湖詩人と儒学―詩経学を例として　種村和史
ほか

士人身份與南宋詩文研究（復旦宋代文學研究書系）
复旦宋代文学研究书系：士人身份与南宋诗文研究
侯体健 著 复旦大学出版社

南宋在中國文學史上是一個重要時代，具有諸多嶄新特質，如作家群體向平民階層的擴大、中小作家群體大量出現、文學面貌由雅到俗轉變、文學出版的發達，等等。然而長期以來，古代文學研究界一直存在著重北宋輕南宋的傾向，尚有諸多問題值得深入研究。本書選取南宋時期的詩歌和古文為研究對象，將其置於“唐宋轉型”的大背景中，探討其具體特質及在文學史上的意義。

目次
引言 作为独立研究单元的南宋文学

上编 身份与诗艺：南宋诗学的多维观照
第一章 “江湖诗派”与退居士大夫诗文
第一节 “江湖诗派”概念的梳理与南宋中后期诗坛图景
一、 风格论：“江湖诗派”在清代的提出与应用
二、 书籍论：文学史书写对“江湖诗派”的另一种阐释
三、 “江湖”是否成派：反对的声音与概念的新思考
四、 遮蔽的图景：作为“诗人”的晚宋士大夫群体
五、 结语
第二节 祠禄官制与地域诗人群体的形成
一、 祠禄官制与南宋士大夫的居乡
二、 作为祠官的核心文学家与南宋福建地域诗人群体
三、 祠官文学：观察诗人群体心态的一个视角
第三节 “祠官文学”与退居士大夫：以周必大为例
一、 作为南宋独特景观的祠官文学
二、 周必大：一个祠官文学的典型样本
三、 祠官文学与南宋文人的心灵世界
第二章 南宋诗人的诗艺探析
第三章 楚辞学在南宋：洪兴祖与《楚辞补注》

下编 结构与程式：南宋文章的知识考察
第四章 南宋骈文的审美结构与知识世界
第五章 南宋散佚文章学著述考论
第六章 作为批评资源的南宋学术笔记