「倉沢栄吉　青年国語研究会編」の検索結果

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東京都青年国語研究会 編、東洋館出版社、2001年、246p、22cm

カバー（少ヤケスレくすみ）。見返しに「献呈」票貼付け
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はじめに
東京都青年国語研究会(青国研)は、倉澤栄吉先生のご指導のもと、佐々木定夫先生を
初代委員長として発足し、今年五十周年を迎えた。この間、「作文の指導過程」「読書の指
導過程」他研究をまとめて、世に問うてきた。一九九四年に「楽しい語句・語いの指導」
を刊行してから七年、「言語生活に根ざした単元学習の創造」をテーマに研究を深めてき
たが、この度五十周年を記念して、同テーマで研究をまとめ出版することとした。
倉澤栄吉先生は、最近流行の「総合的学習」にかかわって、「そもそも『総合』と『国
語』との二つの語句は、密接な関係にある。総合学習は国語教育とともにあった。言
語は生きる力の中核にある。国語は総合学習的内容を出発点にしていたのである。
子供の学習がこんなにも幅広く、生活や文化に広がりつながっていくものかと驚く程で
ある。―――総合化とは、今日後の時代を支える思潮である。――『教科としての国語科か
ら、多資料多活動を活用した『生活言語としての国語教育』へと変容しつつあるのである。
――教科を貫く国語教育、家庭や社会での国語学習は同心円として、国語科教育を包んで
いる。」<『総合化時代の国語教育』>と話している。(部省略)
本会では、単元学習を「学び手の興味・関心・必要感に根ざす話題をめぐって組織され
る一まとまりの価値ある活動であり、それによってことばの力、学ぶ力、生きる力を適正
に育て得るものである。」と定義している。単元学習は子供の学びの場であると言ってもよい。（以下略）