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元代北方金石碑刻集成　京津卷 (全二冊)

元代の北方地域には、現在の北京、天津、河北、山東、山西、河南、陝西、甘粛、寧夏、内モンゴル、黒竜江、吉林、遼寧などの省(区、市)が含まれており、大部分はモンゴルが中原に編入された後、比較的早く統治を実施した地域です。クビライが元を建てた後、この地域は政治や軍事などの重点が置かれた場所でもありました。元代北方地区の金石碑の遺留資料の救助、発掘、整理作業は、元代の文史研究に有益であり、元代の多元文化をより全面的に表現し、中華文明の伝承と発揚に貢献しています。
本書は金石碑刻遺存資料の収集と整理に力を入れており、実景写真、拓本図版、録文等が含まれています。『京津巻』には京津地区元代の石刻156通(件)が収録されています。そのうち、北京市は152通、天津市は4通です。紀年者127通は、窩広台汗五年(1233年)から始まり、元順帝至正26年(1366年)までのものです。本巻は京津地区の元代の碑刻遺存を全面的に整理したものであり、掲載された石刻は元代の政治、経済、社会、文化を研究する貴重な資料で、重要な学術価値があります。

元代北方地区大多是蒙古入主中原和施行统治最早的汉族地区，也是忽必烈建立元朝后政治、军事等重心所在。开展元代北方地区金石碑刻遗存资料的抢救、挖掘和整理研究，对于保护延续中华民族近千年来的珍稀文史资料，传承历史文化和元史学术发展，具有重要的学术价值。

《元代北方金石碑刻集成》以元代北方地区金石碑刻遗存资料为研究对象，着力于金石碑刻资料的搜集与整理，拓片、照片、录文、考校皆备。《京津卷》收录元代碑刻一百五十通(件)，其中北京地区一百四十六通，天津地区四通。依碑刻性质，主要分为碑记、墓碑、题记、经幢、和石经等；据其内容，又可分为墓碑(墓志、神道碑、先茔碑、墓碑等)、碑记、题记等。这些碑刻较多地反映了当时政治、社会、文化的诸多面像，对我们探究元大都地区地社会生活有着重要的补史作用和校勘价值，是京津地区元代遗存的第一手资料。

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