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コレクションと歴史意識 十九世紀日本のメディア受容と「好古家」のまなざし

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
11,000 (送料:¥300~)
古畑侑亮 著、勉誠社、2024年2月、408p、A5判上製
ヒト・モノ・情報の流通が成熟していった十八世紀半ば、それらをひたすらに集め、記録し、事物の起源・沿革に想いを馳せる人々が各地に現れてきた――古いものに強いこだわりをもった彼らは、「好古家」と呼ばれるようになる。
「好古家」たちは、明治の世を迎えてからも古いものへの関心を失うことはなかった。
前時代の学者に憧れ、それまでの学問蓄積やネットワークを引き継ぎつつ、 新しい学知やメディアをも使いこなすことで知識を深め、「江湖」に同好の士を求めていったのである。
ときに新聞・雑誌に載って共有・発信されたその営為の痕は、 いまも刊行物やコレクションとして遺され、歴史学をはじめとした人文学研究の基盤となっている。
幕末・明治という転換の時代を生きた一人の「好古家」に視座を置き、彼が遺した書簡や紀行文、 編纂物を手がかりとしてそのコレクションを紐解く。
そこから見えてくるのは、蒐集活動の実態と古いものへ注がれた熱いまなざしである。
大学という制度や学知が確立する以前の在野における歴史研究の実相とアカデミズムへの継承を描き出す画期的著作。

目次

 序章 「好古家」のコレクションに歴史意識を探る

第一部 「好古家」の蒐集活動と近代メディア受容
 第一章 随筆による知識の蒐集と活用
 第二章 新聞・雑誌の購読と読者共同体
 第三章 随筆からみえる歴史意識
 第四章 新井白石著作の蒐集と予約出版

第二部 「好古家」のまなざしと歴史意識
 第五章 考古学的知識の受容と遺跡・遺物へのまなざし
 第六章 旅先でのまなざしと歴史意識
 第七章 旧旗本領における交友と同時代認識
 第八章 小田原衆所領役帳をめぐる交友と歴史研究

 終章 「好古家」のコレクションからみえる十九世紀の歴史意識

あとがき
初出一覧
巻末付表【1―1 『不如学斎叢書』『叢書』項目・出典一覧】
索引

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古畑侑亮 著 、勉誠社 、2024年2月 、408p 、A5判上製
ヒト・モノ・情報の流通が成熟していった十八世紀半ば、それらをひたすらに集め、記録し、事物の起源・沿革に想いを馳せる人々が各地に現れてきた――古いものに強いこだわりをもった彼らは、「好古家」と呼ばれるようになる。 「好古家」たちは、明治の世を迎えてからも古いものへの関心を失うことはなかった。 前時代の学者に憧れ、それまでの学問蓄積やネットワークを引き継ぎつつ、 新しい学知やメディアをも使いこなすことで知識を深め、「江湖」に同好の士を求めていったのである。 ときに新聞・雑誌に載って共有・発信されたその営為の痕は、 いまも刊行物やコレクションとして遺され、歴史学をはじめとした人文学研究の基盤となっている。 幕末・明治という転換の時代を生きた一人の「好古家」に視座を置き、彼が遺した書簡や紀行文、 編纂物を手がかりとしてそのコレクションを紐解く。 そこから見えてくるのは、蒐集活動の実態と古いものへ注がれた熱いまなざしである。 大学という制度や学知が確立する以前の在野における歴史研究の実相とアカデミズムへの継承を描き出す画期的著作。 目次  序章 「好古家」のコレクションに歴史意識を探る 第一部 「好古家」の蒐集活動と近代メディア受容  第一章 随筆による知識の蒐集と活用  第二章 新聞・雑誌の購読と読者共同体  第三章 随筆からみえる歴史意識  第四章 新井白石著作の蒐集と予約出版 第二部 「好古家」のまなざしと歴史意識  第五章 考古学的知識の受容と遺跡・遺物へのまなざし  第六章 旅先でのまなざしと歴史意識  第七章 旧旗本領における交友と同時代認識  第八章 小田原衆所領役帳をめぐる交友と歴史研究  終章 「好古家」のコレクションからみえる十九世紀の歴史意識 あとがき 初出一覧 巻末付表【1―1 『不如学斎叢書』『叢書』項目・出典一覧】 索引 納入までに3週間ほどかかります。
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