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「女うた 男うた <平凡社ライブラリー> <平凡社ライブラリー>」の検索結果
1件

女うた 男うた <平凡社ライブラリー> <平凡社ライブラリー>

佐藤書房
 東京都八王子市東町
600
道浦母都子, 坪内稔典 編著、平凡社、2000年10月、251p、16cm
1刷  カバー付 帯欠  カバーヤケ無し 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。
この本の惹句には「当代きっての女性歌人と男性俳人が、51のテーマに男女102の名歌・名句を選び、歌の心、句の情景を、女性のまなざし、男性の視線で綴った軽妙なエッセイで解き明かす、新機軸の現代短歌・俳句入門。」とある。坪内稔典氏のエッセイはおおかた「軽妙」だが、道浦母都子氏のエッセイも果たして「軽妙」と云えるか。確かに、「先生」というテーマで「指導といふもっとも狡猾な言葉もて教師は若者を笑殺したり(佐藤通雅)」を掲出した後、自作の「母都子導師(センセイ)と吾を呼ぶ少女五人いる日本(にっぽん)大阪中華学校」という俵万智の本歌取を掲げるところなど「軽妙」といえるかもしれない(pp.219-220)。 しかし、全体としての印象は「軽妙」とはほど遠い。
 例えば、「セーター」がテーマのところでは、さいとうなおこ氏の「少しずつ空気が固くなる夜半(よわ)冬の入日のいろの糸編む」を掲出した後、「虹のごとしも」と題して、次のように書く。

「そう、一緒に暮らしながら、私はいつも遠くに沈む夕陽の色や風の音を聞いていたの」
「確かにだれかと十年間暮らしていたんだけれど、そのだれかの顔がもう思い出せないの――」
「きっと私は彼と向き合ってご飯を食べながら、彼を透かして見える窓の向こうばかり見つめて生きていたんでしょうね」
「それは恐ろしいことですね」
 私の話をききながら、たまりかねたようにAさんは言った。彼は私より二歳年下の男性。遅く結婚してまだヨチヨチ歩きの娘がいる。
《行きずりの虹のごとしも十年を共に暮らせし人のことすら》という私のうたを読んで、急に不安になったのだろうか。
「男女が一緒に暮らすっていうのは、どういうことなんでしょう」と、尋ねかけられたのにポツポツと答え
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女うた 男うた <平凡社ライブラリー> <平凡社ライブラリー>

600
道浦母都子, 坪内稔典 編著 、平凡社 、2000年10月  、251p 、16cm
1刷  カバー付 帯欠  カバーヤケ無し 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。 この本の惹句には「当代きっての女性歌人と男性俳人が、51のテーマに男女102の名歌・名句を選び、歌の心、句の情景を、女性のまなざし、男性の視線で綴った軽妙なエッセイで解き明かす、新機軸の現代短歌・俳句入門。」とある。坪内稔典氏のエッセイはおおかた「軽妙」だが、道浦母都子氏のエッセイも果たして「軽妙」と云えるか。確かに、「先生」というテーマで「指導といふもっとも狡猾な言葉もて教師は若者を笑殺したり(佐藤通雅)」を掲出した後、自作の「母都子導師(センセイ)と吾を呼ぶ少女五人いる日本(にっぽん)大阪中華学校」という俵万智の本歌取を掲げるところなど「軽妙」といえるかもしれない(pp.219-220)。 しかし、全体としての印象は「軽妙」とはほど遠い。  例えば、「セーター」がテーマのところでは、さいとうなおこ氏の「少しずつ空気が固くなる夜半(よわ)冬の入日のいろの糸編む」を掲出した後、「虹のごとしも」と題して、次のように書く。 「そう、一緒に暮らしながら、私はいつも遠くに沈む夕陽の色や風の音を聞いていたの」 「確かにだれかと十年間暮らしていたんだけれど、そのだれかの顔がもう思い出せないの――」 「きっと私は彼と向き合ってご飯を食べながら、彼を透かして見える窓の向こうばかり見つめて生きていたんでしょうね」 「それは恐ろしいことですね」  私の話をききながら、たまりかねたようにAさんは言った。彼は私より二歳年下の男性。遅く結婚してまだヨチヨチ歩きの娘がいる。 《行きずりの虹のごとしも十年を共に暮らせし人のことすら》という私のうたを読んで、急に不安になったのだろうか。 「男女が一緒に暮らすっていうのは、どういうことなんでしょう」と、尋ねかけられたのにポツポツと答え

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