小稲義男 ほか編、研究社、1982、2477p、27cm
まえがき
本辞典の改訂は、準備期間中およびその後の大小の編集会議で決定された大綱とその具体化の方式
によって進められたが,改訂の規模が次第に拡大して難航を重ねた.しかし, 3段組の版面の採用な
どにより最終的には全 2,500 ページ内に本文の収録語数 23万余と巻末の付録を収容することができ
た次第である. 今回も,大学生以上を対象とし、特に英語英文学の研究者に限らず、広く今日の社会
の諸方面で英語に接する人々の要請に応えうることを目標とした.以下,参考までにそのための作業
各费
(1) 見出し語・綴り・発音などの上で,英・米の差がある場合には米式を優先させた
の要点を挙げる.
(2) 旧版の見出し語を総点検して,もはや不必要と考えられるものを削除し、事象万般の進展と
複雑化,特に学術などの急激な進歩と分化によって必要となった各分野の語彙を大幅に収録して、形
式・内容ともに真に情報時代にふさわしい斬新な英和辞典を作り上げるように努力した。 例えば,新
たに各専門家を煩わした専門語または固有名詞の増強である。この点では第5版は事典的性格を高め
ている.
編曲
(3) 現在の米国および英国の標準的な発音を,紙面の許す限り詳しく記載するように努めた。 ま
音表記は、完全な音素表記とすることは差し控えて,本辞典が英語音声学を研究する人たちの
た、発音表記は、完全な音素表記とすることは差し控えて, 本辞典が英語音声学を研究する人たちの
ための発音辞典としても利用できるように,一部の音素については敢えて異音表記 (allophonic tran-
ption)を採用した.その結果,[1], [U],[t],[]のような見慣れない記号が使用されている。しか
し,実用上は一般の方々はこれらをそれぞれ[1], [u], [t], [1] と置き換えて読んでいただいて結構で
ある
(4) 語源の記述に当たっては,各種の英語語源辞典や多数の権威ある英語辞典の語源欄を参照し
たほか,必要に応じ, それぞれの外国語語源辞典を参看して,もっとも妥当な説をとるように努めた。
比較的重要な語については初出年代 (概略) を与え、その語の年輪が窺えるようにした. 基本的な語に
比較的重要な語について…その他
カバー 函(薄ヤケ)