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山田利明著、東方書店、1999年、A5判、1冊

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初期道教の儀礼の実態を探り体系化を試みる！
従来、道教の儀礼研究は教理研究に比して不活発であったが、本書は、六朝期道教の集大成者・陸修静の儀礼に注目し、その実態を探り、体系化を試みることにより、隋唐期以降へと続く道教儀礼の流れを明らかにする。
構成
總序―道教儀禮研究の現状と批判
第1篇 六朝における道教儀禮の形成
第1章 『太平經』における守一と存思
第2章 東晉における存思法の展開
第3章 得仙法としての存思
第4章 寇謙之と陸修靜の儀禮整備
補説―六朝における『太平經』の傳承
第2篇 道教儀禮の諸相
第1章 道教における齋法の成立
第2章 靈寶齋の思想的基盤
第3章 道教における誦經の思想
第4章 『靈寶度人經』誦經儀の形成
第5章 道教神像の崇拜
補説―『靈寶齋説燈祝願儀』配役考
第3篇 道教の信仰と儀禮
第1章 泥丸九宮の思想
第2章 『抱朴子』に見える靈寶經の信仰
第3章 六朝道士の信仰意識の形成―宗教的正統と異端
結文
あとがき
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