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江州系企業者と準拠集団-1-住友財閥と杉浦重剛  「滋賀大学経済学部附属史料館研究紀要 21号」抜刷

ハナ書房
 大阪府大阪市北区天神橋
1,200
瀬岡 誠、彦根 : 滋賀大学経済学部附属史料館、1988-08、82p、21cm
のちに住友の総理事となる伊庭貞剛は弘化四年(一八四七)に近江国蒲生郡西宿伊庭正人貞隆の長男として出生した。
伊庭の家は代々、代官職をつとめる家柄で、しかも広瀬宰平という近江出身の革新的な財閥経営者は、住友における伊庭
の先導者であるとともに、 伊庭の母田鶴子の実弟でもあった。
伊庭真剛が盟友河上謹一らとともに住友財閥の近代化の過程において果したビジネス上の革新者としての役割は、伊庭
の叔父広瀬幸平のそれとは質的にかなりの差異はあるけれども、けっして無視しうるものではない。筆者はこれまで機会
あるごとに、この役割遂行がかれらに固有のマージナリティにもとづいていることを主張してきた。
伊庭や河上の革新性は、かれらがともにすぐれてマージナルな個人であったこととけっして無関係ではない。ここでは
企業者史的なペースペクティブから、マージナル・マンとしてのかれらの生活史を一貫して支持しつづけたところの準拠
集団 (reference group) の剔出が問題となる。
結論を先取りしていえば、伊庭や河上の準拠集団は、杉浦重剛を中心とするかれらに固有の集団であり組織であった。
僅かなマーカー線引きあり
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1,200
瀬岡 誠 、彦根 : 滋賀大学経済学部附属史料館 、1988-08 、82p 、21cm
のちに住友の総理事となる伊庭貞剛は弘化四年(一八四七)に近江国蒲生郡西宿伊庭正人貞隆の長男として出生した。 伊庭の家は代々、代官職をつとめる家柄で、しかも広瀬宰平という近江出身の革新的な財閥経営者は、住友における伊庭 の先導者であるとともに、 伊庭の母田鶴子の実弟でもあった。 伊庭真剛が盟友河上謹一らとともに住友財閥の近代化の過程において果したビジネス上の革新者としての役割は、伊庭 の叔父広瀬幸平のそれとは質的にかなりの差異はあるけれども、けっして無視しうるものではない。筆者はこれまで機会 あるごとに、この役割遂行がかれらに固有のマージナリティにもとづいていることを主張してきた。 伊庭や河上の革新性は、かれらがともにすぐれてマージナルな個人であったこととけっして無関係ではない。ここでは 企業者史的なペースペクティブから、マージナル・マンとしてのかれらの生活史を一貫して支持しつづけたところの準拠 集団 (reference group) の剔出が問題となる。 結論を先取りしていえば、伊庭や河上の準拠集団は、杉浦重剛を中心とするかれらに固有の集団であり組織であった。 僅かなマーカー線引きあり 献呈サイン

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