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函ヨゴレ、元パラヤブレあり、本文特に問題なし

限定400部。

明治20年福岡生まれ、大正2年、早稲田大学建築学科を卒業し、辰野・片岡事務所、佐藤功一事務所を経て独立。出身地の九州に多く作品を残した。建築家徳永庸（とくながいさお）の追想録。同郷の村野藤吾に建築家への道を決心させた。古典様式を得意とした彼の生い立ちから手がけた作品を写を中心に収録。また追想録では辰野金吾、佐藤功一ほか元所員や家族、友人知人らの回想を収録している。

■目次

・写真集

　福岡県立福岡工業学校時代

　早稲田大学理工科建築学科時代

　辰野・片岡建築事務所時代

　佐藤功一建築事務所時代

　徳永建築設計事務所（戦前）

　徳永建築設計事務所（戦後）

　追憶

・恩師の言葉

　建築の意義　大隈重信

　青年建築家に対する注意　辰野金吾

　如是我観　佐藤功一

・徳永庸先生を偲んで

　村野藤吾、今井兼次、田辺泰、田中忠雄、佐藤滋男、蛭田捨太郎

　福本善次、江川伊作、後藤孝勲、角銅剛、角銅久美子、高木良助、森田緑雨

・徳永庸遺稿

　励みに生きる、その頃の追憶、その頃を回顧する

　旅の追憶、私の伊作お祖父さん

・想いだすがままに　徳永安喜子