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尺秀三郎、大日本図書、明治43年5月25日

和装本。経年相応の汚れ・傷み・ヤケ・臭い等があります。状態は良くないが、通読は可能。厚さ約1.9ｃｍ、重さ約363ｇ。簡易包装にて発送させていただきます。

斎藤秋男, 野原四郎 編、国土社、329p、19cm

友納友次郎 著、目黒書店、大正10年3版、19cm、434p

裸

野瀬寛顕 著、同文館、昭和13年3版、20cm、196p

背少キズ

イデア書院、昭和２年、23cm、１冊

時事新報社、1909、1冊

書き込み無し。ヤケ、シミ有り。その他、表紙に破れ目等の傷みはございますが、読む分には問題ありません。

伏見猛弥 著、実業之日本社、昭和33年、230p、19cm

裸本。カドスレ。小口ヤケ。
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はじめに
頭のよい子、性格のよい子を育てたいというのは、すべての御両親にとって、この上ない願いであろうと思います。ところがこどもの才能を伸ばし、よい性格をつくるためには、相当早くから教育に注意しなければなりません。
学校教育が開始されるのは六歳からですが、こどもが学校に入る頃には、既に才能や性格が、ほぼ決ってしまっているのです。それは生まれた時からの環境や、教育の力によるところが多いようです。ですからこどもの才能を伸ばし、よい性格をつくるためには、お母さん方は、子供の生まれた時から環境の整理、教育の方法に、万全の方途を講じなければならないのです。
才能教育、性格教育に関する研究は、これまでとて決して少なくありません。しかしその大部分は医学的立場か、心理学的立場からする才能や性格の研究でした。才能や性格の科学的研究はもちろん大切ですが、しかしそれだけでは、それをどう教育的に処置してよいかわかりません。例えばこともの能力をテストすることができたとしても、そのこどもをどう導いて行ったらよいかがわからなければ、教育の具体的な問題とはならない筈です。そうした点を考えると、才能教育や性格教育に関する研究は、従来必ずしも充分とはいえないのでした。
私はそうした不満を、いく分でもおぎないたいと、本書を書きました。私は教育学を専攻したものですから、その立場から、今までの医学や心理学の成果の上に、更に何ものかを加え得ると感じたのです。すなわち本書は医学と心理学と教育学との綜合統一の上に、新しい育児の方法を見出そうとしたものです。それに、私の長男を私の考えによって育ててみた実際の体験を加味して、実証的に、わかりやすく、やさしく書いたつもりです。
本書の旧版は昭和二十七年に出版されましたが、今回その後の研究を加味して改訂新版といたしました。世の御両親たちが、頭のよい子、性格のよい子を育て上げるのに、本書が少しでもお役にたてば著者にとってこの上ないよろこびです。
昭和33年5月
伏見猛弥