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ドイツ語。経年のシミ、イタミあり。購入日、購入場所の記載と記名あり。本文に書き込みなし。
この「Studienausgabe（学術版）」は、マルティン・ルターの主要な著作・演説・書簡などを年代順に収録した選集です。収録されている文書は、宗教改革の思想を知る上で非常に重要なものばかりです。以下は目次から一部を抜粋・解説したものです。

主な収録文書とその意義：
• Römerbriefvorlesung (1515/16)
ローマ書講義：ルターの信仰義認論（信仰によって人は救われる）の形成に重要。
• Brief an Spalatin (1516)
宮廷牧師シュパラティンへの書簡：初期の思想や人間関係が見える。
• Schreiben an Kardinal Albrecht von Mainz (1517)
「95ヶ条の論題」の序文にあたる手紙。
• Heidelberger Disputation (1518)
信仰と神学の対立点を明確化した討論。
• Von der babylonischen Gefangenschaft der Kirche (1520)
「教会のバビロン捕囚について」：カトリック教会制度への痛烈な批判。
• Von der Freiheit eines Christenmenschen (1520)
「キリスト者の自由について」：信仰と自由の関係を説いた有名な論考。
• Rede auf dem Reichstag zu Worms (1521)
ヴォルムス帝国議会での演説：「ここに私は立つ。私はそれ以外にはできない。」
• Großer Katechismus (1529)
大教理問答：信徒教育のための教理書。
• Schmalkaldische Artikel (1536–38)
シュマルカルデン信仰条項：ルター派の信仰告白書。
• Luthers Testament (1542)
ルター晩年の思想や信仰姿勢がわかるテキスト。