「明日香村遺跡調査概報 平成3年度・4年度」の検索結果

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序文
私たちが住む明日香村は、今から1400年前、 推古天皇が592年に豊浦宮
に即位されてから、 持統天皇が藤原京に遷都されるまで、約100年間にわ
たり宮都がほぼ継続的に置かれ、当時の政治・経済・文化の中心となって
いました。 また 『日本書紀』 や 『万葉集』 の主な舞台となり、村内には豊
な歴史的風土と、地下には当時を偲ばせる多くの文化財が残されており、
「日本人の心のふるさと」 として広く国民の皆様に親しまれています。
明日香村では国民共有の財産である文化財や歴史的風土の保存等に日頃
からつとめています。 今年度も国・県の補助を受け、各研究機関の指導を
得て発掘調査を実施して参りました。 小規模な調査が多かったものの、 村
内各地域の歴史の一端を明らかにすることができたことと思います。
なお、調査にさいし、いろいろと御配慮を賜りました土地所有者並びに
関係機関の方々に心より御礼申し上げます。
平成4年3月
明日香村教育長

薄ヤケ