「最後の晩餐の真実 (ヒストリカル・スタディーズ)」の検索結果

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B6判、279ページ、第1刷、カバー、帯、見返しにボールペンで日付記入

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２刷　 カバー付　 帯欠　 カバーヤケ無し　本体三方ヤケ無し　線引き無し　書き込み無し　保存状態良好です。

表紙にレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』が使われているので紛らわしいが、本書では絵画の『最後の晩餐』ではなく、イエスと使徒たちの事実としての「最後の晩餐」が扱われている。「最後の晩餐」に焦点が当てられたのは、イエスが歴史上、最も著名な偉人の一人なのに没年が確定されていないことに疑問をもった著者が、それを確定するために、「最後の晩餐」は西暦何年の何月何日だったのか、イエスの最後の週に何が起きたのかを正確に知るためである。

「最後の晩餐」に関しては、マタイ伝、マルコ伝、ルカ伝、ヨハネ伝の4福音書に記述があるものの、通常「共観福音書」と呼ばれる前の3書と、ヨハネ伝ではその記述に矛盾・違いがある。その記述を単純に読む限り、どちらかが誤っているとしか考えられない。しかし、著者は、どちらかが間違っているのではなく、その基準となるものが違っているのではないかと考え、古代の暦などを調べていく。自身、物理学者である著者は知人の天文学者に依頼し、古代の暦を再現し、確実な曜日や日付などと照らし合わせるとともに、イエスの裁判や磔刑前後の状況に関しては、『ミシュナ』（ミシュナー）の律法と整合性を持つように解釈していく。最終的に、著者は、「最後の晩餐」の日時を特定することになる。