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杖 写本 7丁 

あんず古書店
 京都府京都市山科区音羽野田町
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方丈記  古寫本 古本系統新出異本

名雲書店
 群馬県高崎市八千代町
3,300,000
鴨長明蓮胤述、鎌倉末期〜室町時代初期寫
【書名】 方丈記
【巻冊】 一册
【著者】 鴨長明
【成立】 鎌倉末期〜室町初期寫
★ 五針眼訂法(五ツ目綴)。斐楮交漉紙。袋綴。本文十六丁・奧書の次に長明と方丈記の由緒などを記す一丁と合わせて墨つき十七丁。
★ 本の大きさ縦25.1㎝。横18.8㎝。外題無し。内題「方丈記」。巻首「鴨長明蓮胤述」。
★ 奧書「于時建暦二年申壬三月晦日比 桑門蓮胤外山菴此誌」。
★ 建暦二年(1212)、鴨長明の成立とする『方丈記』は、和漢混淆文による文藝の祖であり日本中世文學の代表的な随筆として『枕草子』と『徒然草』と合わせて日本三大随筆と呼ばれる。諸本は廣本系統と略本系統に大別され、廣本は更に古本系と流布本系に二別されている。古本系の最古本は重要文化財に指定される片假名交じりの鎌倉前期寫とする大福光寺本(傳長明自筆・一巻)、續いて鎌倉末期から室町初期の冷泉爲相の書寫と傳える平假名交じりの前田家本(尊経閣文庫)である。流布本系の最古本は室町中期寫の平假名交じりの一條兼良自筆本(以下、兼良本)とされている。
現在世に傳わる鎌倉時代の古寫本と斷定できるものは福光寺本のみのようである。大福光寺本に次ぐ片假名交じりの傳本は、昭和の初期頃に鴨長明學會の小川寿一氏舊藏による鎌倉期古寫本(半紙型・墨つき八枚)が曾て存在していたらしい。その覆刻の企てが頓挫してしまい惜しむべきはその後は原本の行方が知れぬと云う。諸本の古本系と流布本系の本文異同を主とした比較檢討は舊來より再々と成され、それによれば本書は古本系の傳本として疑いなく、大福光寺本と前田家本には無い「方丈記」の内題があり、しかも片假名交じりである點が注目される。しかし、例えば古本系の大福光寺本と前田家本は治承の辻風の記述で「治承四年卯月ノコロ」と記すが本書は流布本系の兼良本と同じく「治承四年四月二十九日」とありこれまでの古本系にない記述が現れる。又元暦二年の大地震では兼良本の書き始めの「元暦二年」はなく「又同比建久元年」と始まりその他本文の異同が少なからずあろう。更に本書では流布本系の大地震の記述にある武者の息子が築地の下敷きになり圧死する話が無いのを始めとして古本系の主要な本文内容を備えている。末尾ノ一丁(表裏)におろらく同筆により長明没後僅か26年の成立の教訓説話集『十訓抄』から長明出家説話の記述を引用した文章がある。
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鴨長明蓮胤述 、鎌倉末期〜室町時代初期寫
【書名】 方丈記 【巻冊】 一册 【著者】 鴨長明 【成立】 鎌倉末期〜室町初期寫 ★ 五針眼訂法(五ツ目綴)。斐楮交漉紙。袋綴。本文十六丁・奧書の次に長明と方丈記の由緒などを記す一丁と合わせて墨つき十七丁。 ★ 本の大きさ縦25.1㎝。横18.8㎝。外題無し。内題「方丈記」。巻首「鴨長明蓮胤述」。 ★ 奧書「于時建暦二年申壬三月晦日比 桑門蓮胤外山菴此誌」。 ★ 建暦二年(1212)、鴨長明の成立とする『方丈記』は、和漢混淆文による文藝の祖であり日本中世文學の代表的な随筆として『枕草子』と『徒然草』と合わせて日本三大随筆と呼ばれる。諸本は廣本系統と略本系統に大別され、廣本は更に古本系と流布本系に二別されている。古本系の最古本は重要文化財に指定される片假名交じりの鎌倉前期寫とする大福光寺本(傳長明自筆・一巻)、續いて鎌倉末期から室町初期の冷泉爲相の書寫と傳える平假名交じりの前田家本(尊経閣文庫)である。流布本系の最古本は室町中期寫の平假名交じりの一條兼良自筆本(以下、兼良本)とされている。 現在世に傳わる鎌倉時代の古寫本と斷定できるものは福光寺本のみのようである。大福光寺本に次ぐ片假名交じりの傳本は、昭和の初期頃に鴨長明學會の小川寿一氏舊藏による鎌倉期古寫本(半紙型・墨つき八枚)が曾て存在していたらしい。その覆刻の企てが頓挫してしまい惜しむべきはその後は原本の行方が知れぬと云う。諸本の古本系と流布本系の本文異同を主とした比較檢討は舊來より再々と成され、それによれば本書は古本系の傳本として疑いなく、大福光寺本と前田家本には無い「方丈記」の内題があり、しかも片假名交じりである點が注目される。しかし、例えば古本系の大福光寺本と前田家本は治承の辻風の記述で「治承四年卯月ノコロ」と記すが本書は流布本系の兼良本と同じく「治承四年四月二十九日」とありこれまでの古本系にない記述が現れる。又元暦二年の大地震では兼良本の書き始めの「元暦二年」はなく「又同比建久元年」と始まりその他本文の異同が少なからずあろう。更に本書では流布本系の大地震の記述にある武者の息子が築地の下敷きになり圧死する話が無いのを始めとして古本系の主要な本文内容を備えている。末尾ノ一丁(表裏)におろらく同筆により長明没後僅か26年の成立の教訓説話集『十訓抄』から長明出家説話の記述を引用した文章がある。

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