「横井小楠書幅 「河中嶋七絶書」」の検索結果

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本紙大きさ一〇五×六〇㎝　
横井小楠は熊本藩士で儒学者。同藩において藩政改革を試みるが、その後福井藩の松平春嶽に招かれ政治顧問となり、幕政改革や公武合体の推進などで活躍する。明治維新後に新政府に参与として出仕するが暗殺された。文久元年七月、江戸から福井への途中、道を北陸道に取り信濃から越後へ抜ける時の「河中嶋を過ぐ」と題された作である。翻刻文と読み下しを付す。「龍虎誰論劣與優／何人不説筑河洲／即今若令雨公在／也用當年兵法不／過河中嶋小楠」。(龍虎誰か論ぜん劣と優、何人か説かざらん筑河の洲。即今若し両公をして在らしめば、也当年の兵法を用いるやいなや。河中嶋を過ぐ。小楠)紙面三ケ所に小楠の落款捺印。小楠横井先生河中嶋七絶書と書かれた軸箱(痛み)入り。