「民俗学の話　<角川文庫> <角川文庫>」の検索結果

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初版　伊比けち　本体両表紙ヤケ無　裏表紙に少テン」しい９（3ヶ所」）　本体背経年タジェ　本体天と小口に点シミ　こぐと土地少ヤケ　線引き無し書き込み無し保存状態良好の並本です。

セイバイン・ベアリング＝グールドは、19世紀イギリスの牧師です。野次馬的な興味を持ち、一度聞いたことは忘れない人らしく、自分の意見や解釈はめったに言わず、学術的な正確さは望めませんが、その知識の広さは我が国の南方熊楠を思わせます。この本では妖女・小人・人魂・生まれ変わり・古代の神々・犠牲の獣（人身御供）・吸血鬼・憑神・髑髏・出産と結婚に関する風習について書かれています。ストラボンやプリニウスなど古代ギリシア・ローマの著作家や、年代記作家、歴史家、同時代の民俗学の権威タイラーやフレイザーを利用しているのに加えて、自分が直接見聞したことも資料としていることではないでしょうか。例証として数え歌・言い伝え・石碑などあらゆる話題を次から次へと繰り出して、読者をあきさせません。