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「民衆仏教の形成と日本中世 思文閣人文叢書」の検索結果
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民衆仏教の形成と日本中世 思文閣人文叢書

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
10,450
上川通夫 著、思文閣出版、2025年03月、504p、A5判
国家宗教として日本に導入された仏教は、中世にいたって広く社会に定着したとされる。ただし中世仏教は、権門体制論や顕密体制論において、権力側が民衆を編成し、抑圧する装置としての側面が強調されている。はたして中世の民衆は仏教を押し付けられただけの存在なのか? 
本書は、民衆自身の生存と権力支配への抵抗を求める普遍的な思想が、仏教の用語や思想(慈悲、不殺生、和合など)と接することで表現された可能性を追求する。断片的ながら願文、起請文、村の禁制、地域の小規模寺院の存在などに史料的痕跡を見出し、民衆思想として萌芽した状況を浮かび上がらせる。

目次

序 章 日本中世民衆仏教研究の課題

第一部 ユーラシア東辺列島における仏教導入

第一章 六、七世紀における仏書導入
第二章 古代仏教と最澄の一乗思想
第三章 入唐求法僧と入宋巡礼僧
第四章 北宋・遼の成立と日本
第五章 十世紀における地域社会の胎動
第六章 十一世紀の如法経と経塚
第七章 十二世紀真言密教の社会史的位置―大治と建久の間―
第八章 十二世紀日本仏教の歴史的位置

第二部 中世民衆仏教の可能性

第一章 写経と印信―平安期仏教の展開と転形―
第二章 経塚・造仏・写経―民衆仏教形成の条件―
第三章 起請と起請文―永暦二年(一一六一)永意起請木札をめぐっ
第四章 『平家物語』と中世仏教
第五章 勧進帳・起請文・願文
第六章 寺院縁起と地域社会―三河・尾張の山寺―
第七章 中世の巡礼者と民衆社会―出土禁制木簡から―
第八章 中世民衆思想の探究―木札・像内文書・仏書を例に―
結 章 民衆仏教から民衆思想へ
初出一覧
あとがき
索引

納入までに3週間ほどかかります。
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10,450
上川通夫 著 、思文閣出版 、2025年03月 、504p 、A5判
国家宗教として日本に導入された仏教は、中世にいたって広く社会に定着したとされる。ただし中世仏教は、権門体制論や顕密体制論において、権力側が民衆を編成し、抑圧する装置としての側面が強調されている。はたして中世の民衆は仏教を押し付けられただけの存在なのか?  本書は、民衆自身の生存と権力支配への抵抗を求める普遍的な思想が、仏教の用語や思想(慈悲、不殺生、和合など)と接することで表現された可能性を追求する。断片的ながら願文、起請文、村の禁制、地域の小規模寺院の存在などに史料的痕跡を見出し、民衆思想として萌芽した状況を浮かび上がらせる。 目次 序 章 日本中世民衆仏教研究の課題 第一部 ユーラシア東辺列島における仏教導入 第一章 六、七世紀における仏書導入 第二章 古代仏教と最澄の一乗思想 第三章 入唐求法僧と入宋巡礼僧 第四章 北宋・遼の成立と日本 第五章 十世紀における地域社会の胎動 第六章 十一世紀の如法経と経塚 第七章 十二世紀真言密教の社会史的位置―大治と建久の間― 第八章 十二世紀日本仏教の歴史的位置 第二部 中世民衆仏教の可能性 第一章 写経と印信―平安期仏教の展開と転形― 第二章 経塚・造仏・写経―民衆仏教形成の条件― 第三章 起請と起請文―永暦二年(一一六一)永意起請木札をめぐっ 第四章 『平家物語』と中世仏教 第五章 勧進帳・起請文・願文 第六章 寺院縁起と地域社会―三河・尾張の山寺― 第七章 中世の巡礼者と民衆社会―出土禁制木簡から― 第八章 中世民衆思想の探究―木札・像内文書・仏書を例に― 結 章 民衆仏教から民衆思想へ 初出一覧 あとがき 索引 納入までに3週間ほどかかります。

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