「水ヲアツメル : ワークショップ」の検索結果

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1997年　宇都宮美術館の開館記念に開催されたワークショップの記録冊子。

表紙にわずかにヨレ・スレあり。
書き込みなど見当たりません。



ワークショップ「水ヲアツメル」は、宇都宮美術館の開館を記念するプレ・イベントとして開催され、多くの市民の方に参加していただきました。

「各自こだわりの水2 L をペットボトルに詰めて、市役所14階の会議室に集合してください」という案内に、自宅の井戸水や庭にの瓶に溜まった雨水、さらには昔は川遊びが楽しめた田川や八幡山のひょうたん池の水など、参加者それぞれの思い入れのある水が採取され、会場の机の上に所狭しと並べられました。

小学校6年生から70歳のご婦人までが3時間余りをかけて採取した。水をフィルターにろ過し、千差万別にうつろい、たゆたう水の実相を垣間みせる水の記録（記憶）として残します。

自分の住んでいる町の身近な川や池、文字通り、生活に使用した井戸水などの痕跡を記録することによって、普段当たり前に思っている環境との関わりや、日常の何気ない生活の意味を再発見するとともに、その作業の合間に交わされた、それぞれの思い出やこだわりについての話が、眼に見えないもう一つの物語として、この1枚のフィルターに込められています。
（冒頭「あいさつ」より）