「江口榛一書簡」の検索結果

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富田常雄宛　ペン書　原稿用紙2枚40行　封筒付　昭24・11・24（本文）　金銭面での行き違いが発生した模様。また明大OBの指導を頼む。「みんなどういうわけか芽が出ませんのであなたは明治の大先輩でありますしぜひぜひよろしくおねがいしたいと存じます」。（発信地）板橋区大谷口（受信地）杉並区馬橋　#八木書店近代自筆物/２.書簡類　#94号近代文学特輯　code07215　※自筆物につきましては、毎月25日前後に新蒐品を追加しております。PDF形式で御覧になりたい方は https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/10928 を参照ください。

牧章造宛　毛筆ペン書　昭23　詩稿のやりとりと、詩のこれからについての相談。「玉稿は拝見しました　みなよい詩と存じますが形式があんな風なので一般の雑誌には売れそうもありません　それ故貴兄の道は貧困にめげずグチを云わず云わば千家元麿流に徹底した清貧の道を歩むか又は自己放棄して大衆そのものとなるか（つまり大衆にしたしみ深い形式をとること）二者擇一以外にありません。どちらに進むかはあなたの自由ですがいずれにしろ決意を要することです」（昭23・5・14）（発信地）板橋区大谷（受信地）港区芝浜松町　#八木書店近代自筆物/２.書簡類　#94号近代文学特輯　code07760　※自筆物につきましては、毎月25日前後に新蒐品を追加しております。PDF形式で御覧になりたい方は https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/10928 を参照ください。

舟橋聖一宛　ペン書　便箋3枚44行　封筒付　昭28・10・26（消印）　創作の相談など。「私の変名の時代小説、第一作が『講談クラブ』十二月号に出ます。『復讐』というのがそれです。同誌では、大いに売り出してあげますよ、などと冗談にいってくれていますが、果して売り出ますか否か。いずれにせよ、変名のことゆえ四五年はかかるでありましょう」。（発信地）千葉市小中台町（受信地）新宿区下落合　#八木書店近代自筆物/２.書簡類　#八木古書2025年5月新蒐　code09568　※自筆物につきましては、毎月25日前後に新蒐品を追加しております。PDF形式で御覧になりたい方は https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/10928 を参照ください。94号目録（R7.1）以後の追加は「#八木古書2025」で検索できます。

舟橋聖一宛　ペン書　便箋3枚51行　封筒付　昭28・10・3（消印）　借金の申し入れ。また「菊池無策」名義で歴史小説を書き始めたこと。『講談倶楽部』編集者の書簡付。「第一作は、同誌十二月号に出ます。『少年クラブ』の小説は新年号から出はじめる予定です。あとは、『純文学』の方が売れるようになってくれゝば、もう申すことはないのですが、これはいつになりますことか」。　#八木書店近代自筆物/２.書簡類　code09752　※自筆物につきましては、毎月25日前後に新蒐品を追加しております。PDF形式で御覧になりたい方は https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/10928 を参照ください。94号目録（R7.1）以後の追加は「#八木古書2025」で検索できます。

舟橋聖一宛　ペン書　原稿用紙2枚40行　封筒付　昭32・7・29（消印）　礼状。また創作への決意。「この郷里の家で、わたくしは島崎藤村が"破戒"を書いた時のような気持ちで、四、五百枚ぐらいの長編にかかるつもりでございますが、千葉の家に康子とゆかり（赤ん坊・二才）を残してきておりますので、あまり永くは滞在しておれぬような気もしております。が、いずれにせよケンコン一テキの、わたくしとしては生涯に一度の、鮮血ほとばしるようなものを書きたいねがいに溢れておるのですが、果して所期の如きものが出来ますかどうか」。（発信地）耶馬渓村（受信地）新宿区下落合　#八木書店近代自筆物/２.書簡類　#八木古書2025年5月新蒐　code09546　※自筆物につきましては、毎月25日前後に新蒐品を追加しております。PDF形式で御覧になりたい方は https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/10928 を参照ください。94号目録（R7.1）以後の追加は「#八木古書2025」で検索できます。