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「津阪東陽『杜律詳解』全釈(上中下)」の検索結果
2件

津阪東陽『杜律詳解』全釈(上中下)

光和書房
 東京都千代田区神田小川町3-22-9 タイメイビル2F
10,800
二宮俊博、二宮印刷工房、2023.11、1
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10,800
二宮俊博 、二宮印刷工房 、2023.11 、1

津坂東陽『杜律詳解』全釈 上・中・下 3巻セット(箱入)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
13,200
二宮俊博、二宮印刷工房、2023、1063、A5
「(杜甫詩は)一字として来処無きは無し」(黄庭堅)。本書は江戸・津阪東陽著『杜詩詳解』所収杜甫七律138首の詳解文について、「来処」(典拠)を徹底的に調査し究明した出色の訳注書である。

上卷:9784991312816
上巻は001「題張氏隠居」~040「望野」に至る40首から成る。013「曲江」其二「人生七十古来稀」“七十歳まで生きる者は殆どいない(今のうちに享楽すべし)”は、「国破れて山河在り」(「春望」)の状況下で詠まれた。030「江村」は厳武の庇護で得た四川成都草堂での一時の安楽を描く。間もなく厳武は急死し、庇護者を失った杜甫は長江を流浪した後、帰郷適わず、湖南に老衰病死する。
圧巻は巻頭津阪東陽の「詩聖杜文貞公伝」である。注釈者の訓読文、122条に上る詳細な注釈(+補注2条)、簡潔な和訳が読者の理解を助ける日本人撰の確かな漢文孔子伝の本格訳注は本邦初である。

中巻:9784991312823
中巻は041「厳中丞…」~092「夜」に至る52首から成る。杜甫が四川から帰郷し始めた時、旧知の厳武の来任を知り、急遽引き返した。成都での厳武との再会は杜甫の困窮を救ったが、厳武の不慮の死は杜甫の帰郷を断ち切り、杜甫は帰郷の最終機会を失った。当時の杜甫は三峡の寂れた風情に美麗な長安を思い起こして涙する。087詩の獠奴阿段は少数民族獠族の記録として貴重である。
042「江上…」詩に「語の人を驚かさずんば死すとも休(や)まず」とあるのは、詩人杜甫の詩作の奥義でもある。同詩に「人と為り性僻(偏屈)」と述べるのは本人の確かな自己評価である。

下巻:9784991312830
下巻は093「秋興八首」~138「長沙…」に至る45首に、東陽の「寿壙誌銘」を付す。「秋興八首」は中国文学史上屈指の名篇である。766年、55歳の杜甫は、心ならずも滞留する夔州の秋景に感興し、若年の長安の豪奢な生活を回顧しつつ、現実の寂寞を慨嘆する。
圧巻は末尾の「寿壙誌銘」である。漢文3650字(句読点、空格込み)に上る自作の生前墓誌は巻頭の「詩聖杜文貞公伝」と並んで本書の双璧を成す。注釈者による詳細な語釈や訓読文、現代語訳の助力は大きい。本邦初の本格的な訳注によって今後「寿壙誌銘」への注目と理解が進むことが期待される。
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二宮俊博 、二宮印刷工房 、2023 、1063 、A5
「(杜甫詩は)一字として来処無きは無し」(黄庭堅)。本書は江戸・津阪東陽著『杜詩詳解』所収杜甫七律138首の詳解文について、「来処」(典拠)を徹底的に調査し究明した出色の訳注書である。 上卷:9784991312816 上巻は001「題張氏隠居」~040「望野」に至る40首から成る。013「曲江」其二「人生七十古来稀」“七十歳まで生きる者は殆どいない(今のうちに享楽すべし)”は、「国破れて山河在り」(「春望」)の状況下で詠まれた。030「江村」は厳武の庇護で得た四川成都草堂での一時の安楽を描く。間もなく厳武は急死し、庇護者を失った杜甫は長江を流浪した後、帰郷適わず、湖南に老衰病死する。 圧巻は巻頭津阪東陽の「詩聖杜文貞公伝」である。注釈者の訓読文、122条に上る詳細な注釈(+補注2条)、簡潔な和訳が読者の理解を助ける日本人撰の確かな漢文孔子伝の本格訳注は本邦初である。 中巻:9784991312823 中巻は041「厳中丞…」~092「夜」に至る52首から成る。杜甫が四川から帰郷し始めた時、旧知の厳武の来任を知り、急遽引き返した。成都での厳武との再会は杜甫の困窮を救ったが、厳武の不慮の死は杜甫の帰郷を断ち切り、杜甫は帰郷の最終機会を失った。当時の杜甫は三峡の寂れた風情に美麗な長安を思い起こして涙する。087詩の獠奴阿段は少数民族獠族の記録として貴重である。 042「江上…」詩に「語の人を驚かさずんば死すとも休(や)まず」とあるのは、詩人杜甫の詩作の奥義でもある。同詩に「人と為り性僻(偏屈)」と述べるのは本人の確かな自己評価である。 下巻:9784991312830 下巻は093「秋興八首」~138「長沙…」に至る45首に、東陽の「寿壙誌銘」を付す。「秋興八首」は中国文学史上屈指の名篇である。766年、55歳の杜甫は、心ならずも滞留する夔州の秋景に感興し、若年の長安の豪奢な生活を回顧しつつ、現実の寂寞を慨嘆する。 圧巻は末尾の「寿壙誌銘」である。漢文3650字(句読点、空格込み)に上る自作の生前墓誌は巻頭の「詩聖杜文貞公伝」と並んで本書の双璧を成す。注釈者による詳細な語釈や訓読文、現代語訳の助力は大きい。本邦初の本格的な訳注によって今後「寿壙誌銘」への注目と理解が進むことが期待される。

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