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清代知識人が語る官僚人生 /東方選書62

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
2,640
山本英史、東方書店、2024年04月、300p
科挙に合格し、知県という県の長官を担当した黄六鴻こうりくこうなる知識人を本書のナレーターとして、官僚人生を過ごすにはいかなることが重要だったのかについて語ってもらった。
科挙に合格できる受験能力と官僚として生身の人間を相手に機敏に対処する実務能力とはまったく性質の異なるものであり、そこでの成功、というより失敗しないことは科挙に合格するよりも難しかった。そこで、科挙に合格して、知県という県の長官を担当し、役人のためのハンドブックである官箴書『福恵全書』も著わした黄六鴻(こうりくこう)なる知識人を本書のナレーターとして、順風満帆あるいは「治国平天下」の官僚人生を手に入れるのにはいかなることが重要だったのかについて語ってもらった。
●著者の言葉
日本の江戸時代の奉行所やそこで働く役人については時代劇や時代小説の影響もあって一般になじみがあるように思われるが、中国の同時代の状況についてはあまり知られていない。とりわけ知県本人のその時々の想いなどというものは書物には残されにくいものである。だからこそ、本音を語ることを信条する黄六鴻にナレーターを引き受けてもらい、当時の心情を彼自身の口を通して語ってもらった。読者には日本と中国との官僚社会の相違点をご理解いただき、その上でそこに通底する人間環境としての共通点を再認識していただければ幸いである。(「あとがき」より)
●構成
第一章 官僚への道
一 生家の環境
二 入学試験
三 生員の生活
四 挙人への挑戦
五 進士をめざして
第二章 官僚人生の始まり
一 赴任地の決定
二 赴任の支度
三 スタッフの募集
四 着任直前の心得
五 着任直後の心得
第三章 知県という職業
一 知県の立つ所
二 知県の居る所
三 知県の理想型
四 知県の業務
五 知県の生活
第四章 知県の人間対応
一 官僚
二 吏役
三 紳士
四 人民
第五章 黄六鴻の事件簿
一 新任知県の試練
二 誣告案の裁定
三 サルでネズミを捕まえる
四 脅迫する生員
五 捕役
六 巨魁の討伐
七 土地争い
八 疑獄
第六章 その後の人生
一 勤務評定
二 離任の心得
三 離任時のパフォーマンス
四 徳政顕彰の実態
五 転勤・昇進・退官
参考文献
図表出典
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2,640
山本英史 、東方書店 、2024年04月 、300p
科挙に合格し、知県という県の長官を担当した黄六鴻こうりくこうなる知識人を本書のナレーターとして、官僚人生を過ごすにはいかなることが重要だったのかについて語ってもらった。 科挙に合格できる受験能力と官僚として生身の人間を相手に機敏に対処する実務能力とはまったく性質の異なるものであり、そこでの成功、というより失敗しないことは科挙に合格するよりも難しかった。そこで、科挙に合格して、知県という県の長官を担当し、役人のためのハンドブックである官箴書『福恵全書』も著わした黄六鴻(こうりくこう)なる知識人を本書のナレーターとして、順風満帆あるいは「治国平天下」の官僚人生を手に入れるのにはいかなることが重要だったのかについて語ってもらった。 ●著者の言葉 日本の江戸時代の奉行所やそこで働く役人については時代劇や時代小説の影響もあって一般になじみがあるように思われるが、中国の同時代の状況についてはあまり知られていない。とりわけ知県本人のその時々の想いなどというものは書物には残されにくいものである。だからこそ、本音を語ることを信条する黄六鴻にナレーターを引き受けてもらい、当時の心情を彼自身の口を通して語ってもらった。読者には日本と中国との官僚社会の相違点をご理解いただき、その上でそこに通底する人間環境としての共通点を再認識していただければ幸いである。(「あとがき」より) ●構成 第一章 官僚への道 一 生家の環境 二 入学試験 三 生員の生活 四 挙人への挑戦 五 進士をめざして 第二章 官僚人生の始まり 一 赴任地の決定 二 赴任の支度 三 スタッフの募集 四 着任直前の心得 五 着任直後の心得 第三章 知県という職業 一 知県の立つ所 二 知県の居る所 三 知県の理想型 四 知県の業務 五 知県の生活 第四章 知県の人間対応 一 官僚 二 吏役 三 紳士 四 人民 第五章 黄六鴻の事件簿 一 新任知県の試練 二 誣告案の裁定 三 サルでネズミを捕まえる 四 脅迫する生員 五 捕役 六 巨魁の討伐 七 土地争い 八 疑獄 第六章 その後の人生 一 勤務評定 二 離任の心得 三 離任時のパフォーマンス 四 徳政顕彰の実態 五 転勤・昇進・退官 参考文献 図表出典 納入までに3週間ほどかかります。

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