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「満洲総合文化雑誌 藝文 第1期(全22巻)」の検索結果
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満洲総合文化雑誌 藝文 第1期(全22巻)

中国書店
 福岡県福岡市博多区中呉服町
299,200
呂元明ほか、ゆまに書房、2008
 本誌は、一九四二(昭和十七)年に創刊された、満洲における初にして唯一の日本語総合文化雑誌であり、「成熟」の時期に入った満洲文化を伝える貴重な雑誌資料である。
 一九四三年十月までに計二十三冊(藝文社版)を刊行後、巻号数・発行所を改め一九四四年一月より一九四五年五月までに十六冊(満洲藝文聯盟版)が発行された。当時満洲の第一線で活躍していた知識人、文化人が執筆、行政の側から民間まで、およそ考えられるすべての方面の事項が扱われている。
 文学を例にとって言えば、それまで民族ごとに分かれ、様々なグループによる活動が行われていたが、政治的統制に要請された「文藝」という志のもとに、大同団結し、一つのまとまりを成しつつあった。文学だけでなく、すべての文化がそういった局面を迎えていたのである。「建国十年の節目」に「満洲文化」を統べるべく登場した「待望」の雑誌こそ、『藝文』であった。毎号見られる、各界の座談会も興味深い。第三号では「満洲」の原動力、満鉄のテクノクラートの思想がうかがえ、第四号には甘粕正彦も登場する。「大東亜戦争」期の「満洲」の人びとの思想と暮らしをリアルに伝える、充実した内容である。
 日中両国で残存が少なく、長く「幻」とされてきたが、日中両国に散逸していた稀書を永年にわたって渉猟し、今回いよいよその全貌が明らかになる。今後、日本、中国近代文化史を語る上で、欠くことのできない資料となる。

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呂元明ほか 、ゆまに書房 、2008
 本誌は、一九四二(昭和十七)年に創刊された、満洲における初にして唯一の日本語総合文化雑誌であり、「成熟」の時期に入った満洲文化を伝える貴重な雑誌資料である。  一九四三年十月までに計二十三冊(藝文社版)を刊行後、巻号数・発行所を改め一九四四年一月より一九四五年五月までに十六冊(満洲藝文聯盟版)が発行された。当時満洲の第一線で活躍していた知識人、文化人が執筆、行政の側から民間まで、およそ考えられるすべての方面の事項が扱われている。  文学を例にとって言えば、それまで民族ごとに分かれ、様々なグループによる活動が行われていたが、政治的統制に要請された「文藝」という志のもとに、大同団結し、一つのまとまりを成しつつあった。文学だけでなく、すべての文化がそういった局面を迎えていたのである。「建国十年の節目」に「満洲文化」を統べるべく登場した「待望」の雑誌こそ、『藝文』であった。毎号見られる、各界の座談会も興味深い。第三号では「満洲」の原動力、満鉄のテクノクラートの思想がうかがえ、第四号には甘粕正彦も登場する。「大東亜戦争」期の「満洲」の人びとの思想と暮らしをリアルに伝える、充実した内容である。  日中両国で残存が少なく、長く「幻」とされてきたが、日中両国に散逸していた稀書を永年にわたって渉猟し、今回いよいよその全貌が明らかになる。今後、日本、中国近代文化史を語る上で、欠くことのできない資料となる。 取り寄せに2~3週間かかります。

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