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メアリー・コディントン / 著　森沢麻里 / 訳、ユニバース出版社、1981、1

カバスレ、背少ヤケ・上製本・本体ヤケ、ヨゴレ・281頁・定価1,480円

メアリー・コディントン 著 ; 森沢麻里 訳、ユニバース出版社、昭和56年、281p、20cm

カバー（少ヤケ退色、スレくすみ）。小口少ヤケ

序

生体エネルギーの探究は、人類が大昔から続けてきた大きな冒険の一つといえましょう。この
エネルギーは、 「奇跡」を起こし、医学のみならず、生命さえも変えられる神秘的な力であると
考えられてきました。
本書は、この力と人間との出会いの歴史を跡づけ、その力を応用した多くの治療方法を膨大な
資料を駆使しながら解説したものです。唯物的な現代医学にあき足らず、本書がテーマとしてい
るような力が見直されようとしている今日にあって、まことにタイムリーな研究であるといえま
す。
この神秘的な現象は、あらゆる物質をそれ自体のゲシュタルトグ(形態)へと形成する形成
力または創造力と考えることができましょう。水晶にせよ、植物、動物、あるいは人間にせよ、
どうしてそのようなものができたかということは説明できません。なぜなら、物質の原子が集ま
って、他にどのような形にもなり得たであろうに、他でもない、特定のその形を形成するのは、
まさにこの形成力によるからです。いわば建築家の頭のなかにある構想が、レンガやしっくいな
どの素材を借りて家というものをつくり出すのとちょうど同じように、この力は、因果関係を素
材として物質を形成するのです。
形成力は、物質形態の青写真ともいい換えられるかもしれません。
それは、トカゲの切れたしっぽを再生する力でもあります。私たちの傷ついた皮膚の細胞を再・・・（以下略）