「生原稿 加倉井秋を　「呼子早春」十二句、「加部島」三句」の検索結果

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400字詰ペン書き原稿1枚。呼子青春 「頰かむり乾ける女ばかりの町」「刈りし海透かしに朝の若布売」「真麻蘭の真麻の一締め若布売」「声出して淋しさ消して若布売」「春来る湾片手漕ぎして女の舟」「女だけの町玄海に霞育て」「手毬唄おはりは海の父待つ唄」「沖見ては掴みてほぐす耕土かな」「郵袋の膨らむ椿の島の分」「水仙や対き変へて郵便船光る」「梅抱きて梅咲く町の寝（い）やすらかに」「寒灯のまたたく間（ひま）なくかたまれる」。加部島 「挽き落とせし根瘤火ぬくみに船大工」「島の誰を温めし磯の捨て湯婆」「海に春青笹替え抱き夷像（冬野）」。全十五句　編集者の朱入り。加倉井秋を 1909ー1988、茨城県生まれ。俳人、建築家。東京美術学校建築科卒。武蔵大学教授。36758-aya（保管先 廻廊 file）