「田中克己葉書」の検索結果

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木村繁喜宛　ペン書　9行　昭50・2・6（消印）　近況報告。久しぶりの手紙があったか。「小生大学院教授兼務のためあと七年ほど（満七十定年）在職してゐることになりさうです。詩は出来ずこのごろ賛美歌の訳をしてゐます」。（発信地）阿佐ヶ谷南（受信地）大分市　#八木書店近代自筆物/３.葉書類　#94号近代文学特輯　code07489　※自筆物につきましては、毎月25日前後に新蒐品を追加しております。PDF形式で御覧になりたい方は https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/10928 を参照ください。

三橋一夫宛　ペン書　10行　軍事郵便　文士徴用軍属の第二陣として南方戦線へ派遣されたときの葉書か。「本日で一週間熱帯の風物すべてがめずらしく、戦ひは一応完了しましたため実戦に接し得ぬのが残念ですが、時々聞く戦語りに感奮いたしてをります」。文末の句は「新月やゴムの梢にかゝりけり」。三橋の返歌として「八重の浪潮路はるけき南海の防人君のなつかしきかな」とある。（発信地）南方派遣富八九九一部隊（受信地）世田谷区松原　#八木書店近代自筆物/３.葉書類　#94号近代文学特輯　code09280　※自筆物につきましては、毎月25日前後に新蒐品を追加しております。PDF形式で御覧になりたい方は https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/10928 を参照ください。